テレビ信州 News every.にて 『いと忠』の「巣ごもり」を取り上げて頂きました

テレビ信州 News every.にて
『いと忠』の「巣ごもり」を取り上げて頂きました


2021/02/03 18:28~放映

新型コロナウィルスの影響で、自宅で過ごすことが多くなったことを「巣ごもり生活」と呼ぶようになりましたよね。

そうですね、最近良く聞くようになりましたけれども、・・。

今では全国的に知られるようになったこの「巣ごもり」という言葉をきっかけに、大ヒットしている商品が飯田市にあります。

テロップ「飯田市民は」

女性「巣ごもり食べます。あのー、いと忠さんの巣ごもりですよね。食べます。大好きです。」

記者「飯田市、和菓子有名じゃないですか」
男性「あー」
記者「良く食べます?」
男性「食べる、食べる」
記者「例えばどんなの食べます?」
男性「いろいろ、あるなぁ、いろいろ。えー、・・なんだ・・。巣ごもりだとかさぁ。卵の形しとってなぁ。美味しいんだ、それが。」

飯田市上郷のいと忠は、創業明治元年。
160年を超える老舗の和菓子店です。

新型コロナで、店舗の売り上げはいつもの半分に落ちましたが、主力商品の「巣ごもり」が、12月だけで前年の倍となる売り上げを記録しました。

要因はネット販売での大ヒットでした。

社長「こんなにネットで凄くなるとは思わなかったですね。あの、最初のほうは、ちょっと、「巣ごもり」という言葉が、マイナスイメージの言葉なんで、どうなるかなと思ってはいたんですけど、なんかジワジワと浸透してきて、・・」

餡をホワイトチョコレートでコーティングした巣ごもり、60年前に販売が始まった古い和菓子です。

インターネットで「巣ごもり」と検索すると、いと忠のホームページがヒットします。

このページで巣ごもりがネット販売で全国発送されているため、売り上げが急上昇したと見られています。相次ぐ全国からの注文。

アンケートはがきの返信には、和菓子巣ごもりをコロナ禍でたまたま知ったという知らせがありました。

社長「巣ごもりということで、なんか気になったら、このお菓子があったみたいな、そういうお葉書もいただいております」

巣ごもりは、飯田の店舗はもちろん、県内の百貨店や土産店などで販売。
価格は10個入りで1600円あまりと、ちょっとお高め。
おつかいものとして愛されてきました。

 
お客さん「もう、好きなんで、いつも買ってます。ホワイトチョコレートとか、中の餡、やっぱりさっぱりしているので、・・・」

先代の横前博之さんが「巣ごもり」を開発した60年前。当時出たばかりのホワイトチョコレートを和菓子にしたいと考えたのがきっかけでした。
全国菓子博覧会の名誉金賞など、数々の賞に輝きました。

 
「巣ごもり」というネーミングも、先代が60年前につけたものです。

社長「『鶴の巣籠もり』という尺八の曲があるんですけれども、そこからネーミングして、鶴の卵が巣にこもっているということで、『鶴の巣籠もり』で『巣ごもり』という名称になりました」
 
「巣ごもり」は、専用工場で菓子職人が作っています。
重要なのは、餡で、熟練の職人が、湿度や温度に合わせて練り込み時間を調整、最終的には職人の手作業で餡を仕上げます。

社長「これは中が、卵の、黄味餡といいまして、白餡の中に、卵の黄身だけを入れて作るあんこなんです。」

餡は専用の機械で卵型に型どられます。

そして、高級ホワイトチョコレートの滝の中へ。
そこをくぐると、巣ごもりがようやく完成します。

社長「早くコロナが終息されて、ネットの広がりがますます広がっていって、全国的にみんなが知っているよというような、お菓子になったらなぁと思っています」

コロナ禍でまだ続きそうな「巣ごもり生活」。
一方でやさしい味わいの「巣ごもり」はまだまだ全国から人気をあつめそうです。

-完-

(テレビ信州様 「巣ごもり」をお取り上げいただき、ありがとうございました。)

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