テレビ信州 こてつ河合の「タイムスリップ信州」 にて、弊社が紹介されました。(後編)

テレビ信州
こてつ河合の「タイムスリップ信州」
2022年8月2日放映



こてつ河合氏→こ:
アナウンサー 松井美幸氏→ア:
テレビ信州解説委員 伊東秀一氏→伊:
ナレーター→ナ:
弊社社長→社:
弊社専務→専:


後編




ナ:今日の「タイムスリップ信州」は、飯田市の銘菓誕生の歴史をお伝えしています。


  特攻隊長(正:特攻隊員)だった先代が始めたお菓子店。




そこで誕生したのが、「巣ごもり」
特徴は、和の白餡と、洋のホワイトチョコレートのコラボです。
一体なにがきっかけで誕生したんでしょうか?


社:お菓子を作り始めて、しばらくたって、問屋さんから、
「ホワイトチョコレートなるものがあるけれども、これでお菓子が出来ないか?」
というようなことを言われたんですね。


ナ:昭和35年、問屋業者の方がやってきて、ホワイトチョコレートを勧められました。
世にはまだあまり出回っていない時代、これを先代が使ってみようと考えました。


社:いろいろ考える中で、卵の黄身を使った・・、白餡の餡子のまわりを、
ホワイトチョコレートでくるむという形にしたら、結構美味しいものが出来たと・・。


ナ:昭和35年に父・博之が卵の黄身を入れた白餡のまわりを、ホワイトチョコレートで包むという画期的な生菓子が誕生しました。


社:で、これを売り出そうということで、「卵が巣に籠もっている」ということで、「巣ごもり」と言う名前に


こ:へぇーーー。じゃ、お父さんが・・。
社:はい、そうです。
こ:巣ごもりと・・。
こ:で、お菓子屋は最初から継ごうと思っていたんですか?


社:いえいえ、もともと東京で大学に行って、それから東京に就職しましたんで、
私は継ぐつもりは全く無かったんです。


こ:全く無かった? 責任感だけで、じゃ、継いだんですか?
社:はい、そうです。


こ:「やりたくない」が何パーセント?
社:9割
皆:「えっーー!?」(笑)



こ:よう、それでやりましたね。
ナ:南信地域では、すでに人気になっていた「巣ごもり」、
責任感だけで、後継いだそうですが


社:で、もっと大きかったんですね。
こ:サイズが? 
社:はい。で、もっともっと甘かったんです。
甘いよりも、ちょっと甘さ押さえた方がいいかなという、時代にマッチして
で、その中で私が、・・・・戻ってきまして、店の後を継いで、最初に手がけたのが、
この「巣ごもり」の甘さを半分にすること。


ナ:54歳で他界してしまった父の跡を継いだものの、このまま(の味)で良いのかと考えた社長は、菓子の免許を取り、糖度を下げても美味しいお菓子に向け、数年間試行錯誤が続いたそうです。そして、昭和59年に、今の形が完成しました。


こ:そこまでになるのに、やっぱり奥さんが・・。奥さんも非常に苦労されて
専:そうですね、最初の頃はもう、主人と二人で、毎日サービスエリアに、配達に行くということをしていました。もう毎日休みとかもなく、その時はちょっと私は音を上げて、もう「誰か、誰か、手伝ってくれる人を。応援してくれる人を、お願いっ!」って言って、・・。そういう、今思うと、その時はもう大変な思い出です。





ナ:中央道駒ヶ岳サービスエリアから「お土産として販売をしないか?」と持ちかけられ、当時では珍しい生菓子のお土産販売がスタート。生菓子だけに、毎日の配送は大変だったそうです。






そして、「巣ごもり」の名前は全県へと拡がって行きます。そのかいもあって、昭和59年、全国の菓子博覧会で「名誉金賞」を受賞しました。




(店頭にて。試食タイム)
こ:さあ、(巣ごもりが)来ました。3種類用意していただきまして、ありがとうございます。


まずはちょっと定番からいきましょうかね。
冷やしていただいてる。美味しそう、ひんやりしてますよ、これ。
白餡とホワイトチョコの味わいはどうでしょう・・(口に)
・・んっーー!


こ:ホワイトチョコレートと、和菓子の餡を良く合わせたなっと思うんですよ。
社:ほんとですね。考えたのは、凄いと思いますね。
こ:これ、良く考えたなぁー。うーーん。





ナ:昭和35年に誕生した白餡とホワイトチョコの巣ごもりは、
その後、地元のフルーツと合わせて、バリエーションが豊富になりました。
新たな味が誕生したきっかけとなったのが




専:一番最初のきっかけは、(娘が)「お父さん、さくら巣ごもり作ってね」って言って、
それが一番最初のきっかけで、季節の巣ごもりを、
「さくら」で作ろうっていうふうにして。


何回も何回も失敗したんですけど、娘の思いを実現するってことで、
実現したのが、『さくら巣ごもり』だったんですよ。
ア:えーっ、素敵じゃないですかぁ。
こ:いい話し過ぎないですか? 「ゆうがたGet!」でやるにはもったいない話し(笑)
ア:(笑)どういう事ですか(笑)


ナ:平成14年、当時5歳の娘の一言から、味のバリエーションを考え始めたそうです。
現在では30種類ほど、販売しております。
ナ:手作りで始まったお菓子作りも、今では機械を使い、多いときには1日で5000個以上を製造する人気ぶり。
では、フルーツりんご味、いただきまぁす。


(試食)
こ:むちゃくちゃ、りんごの甘酸っぱさでてますねぇ。
りんごの、香りと、ちょっとした酸味が加わることによって、
この餡とホワイトチョコレートの甘味のバランス・・、すっごく良いですね。


ナ:地元の果物を使った、フルーツの巣ごもりは、3種類の味があります。
早くして亡くなったお父さんの意志を継いで、60年以上続けた「巣ごもり」、
こ:これから、考えていること。こうなったらいいなとか、こうしたいなとか、


社:全国的に、有名なお菓子に、なっていったらなとは思います。
こ:あっー、実際にはどうなんですか?
社:今、長野県では有名なんですよ。
こ:有名ですよね。




社:長野県では、皆さんご存じかと思っているんですが、よその県へ行くと、
「何それっ?」って、まだなかなか知られてませんので・・まずそこを・・。



(スタジオへ)
ア:いやー、そうですか、誕生のきっかけが業者さんから、
「ホワイトチョコレート使ってみない?」と言われたところから、
生まれたっていう・・ねぇ、
ア:そこが、こう、つっぱり返さないで、・・
もう「使えない」じゃなくて、「じゃ、それ使ってみようか」っていう柔軟性がね、
こういう代表銘菓を生んだわけですよねぇ。


こ:そうなんです。やっぱり当時誰も(ホワイトチョコを)知らないわけですし、
興味も無かったわけですよね、世間で、ホワイトチョコレートっていうのは。
普通は「良くわからないからいいや」って言うんですが、・・。
でも、チャレンジ精神ですよね、そこは。


伊:あんまり、ホワイトチョコというのは、凄く斬新な・・
ア:今とは、違いますものねぇ


こ:そうなんです、ホワイトチョコをコーティングした結果、
和の甘みと洋の甘みが、コラボレーションしたことが、味わいとなっているわけですよね。
ア:やっぱり、商売されていく中でも、いろいろと業種を換えいくっていう、
柔軟性というのが、お菓子づくりでも、引き継がれていって、


こ:そう
ア:新しいものが生まれたんですよね。
こ:そうですよ、柔軟性とチャレンジ精神ですよね。
高速のお土産売り場とかでも、生菓子というのは賞味期限が短かったりとか、
そこをやっぱりチャレンジしてみようと、やってみた結果、
そうやって人気が出てきたわけですから、






なんでも「チャレンジ」ですよ、皆さん!
(一同、笑い)




こ:なんでも「チャレンジ精神」が大事なんです、皆さん!
(一同、笑い)
こ:いいですか、オードリーさんの番組に出たりだとか、
こ:そういう、チャレンジ精神が大事
(註釈:松井アナは、この放送前日、別番組でオードリーさんの番組に出演してらした)
(皆、笑い)


ア:いろいろな話しが・・(苦笑)
(笑)
こ:さあ、皆さん、ありがとうございました。
ア:(笑)それ、締めでいいの?!(笑)


(一同、笑い)



ア:さあ、変わっては・・・

(The End)

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